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ブログ お灸猫日記

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カテゴリー別アーカイブ: 健康についてのお話し

運動ってなんだ?

2020年2月12日  健康についてのお話し   コメントをどうぞ

「運動は体に良い」「適度な運動は病気の予防になる」等よく言われておりますが、
そもそも、運動ってなんでしょう?
筋肉を動かすことでしょ、というのが今までの答え。
それが今回、新たな発見があったというのです。

以前から運動が脳機能の予防・治療に極めて重要であることはわかっていましたが、運動が脳の健康を維持する仕組みはよくわかっていませんでした。また、脳に限らず、運動は身体のほとんどのすべての臓器・組織において炎症・老化を抑制する効果があることはわかっていましたが、その仕組みもよく分かってはいませんでした。

そのメカニズムの一部を、国立障害者リハビリテーションセンター研究所が解明しました。

国立障害者リハビリテーションセンターによるプレスリリース より抜粋
http://www.rehab.go.jp/hodo/japanese/news_2019/news2019-03.pdf

“衝撃”の事実! ジョギング・ウォーキングの効果は、脳への“衝撃”によるものだった!!頭への適度な“衝撃”が脳機能を調節・維持することが明らかになった!!!

国立障害者リハビリテーションセンター研究所運動機能系障害研究部分子病態研究室と東京大学などとの共同研究グループは、軽いジョギング程度の運動中、・・・頭部への物理的な“衝撃”が脳機能の維持・調節に関係していることを、その背景となる分子のしくみと共に世界で初めて明らかにしました。

・・・

この研究で「衝撃」が健康維持に関わっていることを証明しました。
ドンドンすることが健康によいとは思いもよりませんでした。
祭りや、サッカーの応援や、ロックバンドやアイドルの声援で音楽に合わせてぴょんぴょん跳んでいるのも健康によいのですね。

運動会 肉離れに注意

2019年10月2日  健康についてのお話し,季節,生活   コメントをどうぞ

毎週末行われる運動会シーズンも終盤になりました。
町民体育大会まで約2週間。各字でも練習が始まりました。

昨年は台風の影響で町民体育大会は中止になりました。
ですから今年の大会までに2年間のブランクがあります。
こういう時に気を付けなければならないのは「肉離れ」です。

2年ぶりに行う、ダッシュやジャンプ。
緊張感もあって120%のチカラをだそうとするかもしれません。
しかし!柔軟性が落ちた筋肉には「肉離れ」の危険性が・・・。

もし走った後に足に痛みがでたら、どう対処したらよいか、ぜひ知っておいていただきたいです。
筋肉痛か肉離れか判断に迷った場合も、最初の対応は同じです。

1、冷却
2、次の競技には出場しない

冷却≠湿布ではありません。冷却とは氷や保冷剤で冷やすことです。
これをやるかやらないかで、痛みや治りがかなり変わりますので、必ず冷やしましょう。痛みがひどい場合は、休みを入れながら冷やし続けてください。

次の競技にでないというのは、さらなる怪我を予防するためです。
これまで小さな怪我を無理して出場して、仕事に支障がでるほどの大怪我(松葉杖)になってしまった、という方を見て来ました。急に出られなくなったら迷惑をかけるから、、、という思いになるかもしれませんが、勇気をもって止めましょう。

しっかりと事前に練習し、当日は保冷剤を準備して、ケガなく楽しい運動会になることをお祈りします。

敬老の日 健康寿命を延ばす

2019年9月16日  健康についてのお話し,生活   コメントをどうぞ

今日は敬老の日。
100歳以上の方が7万人を超えたそうです。
およそ30年前の平成元年と比べて23倍。
10年後の2029年には18万人になるとの試算もあります。
「人生100年時代」と言われるようになりました。

一方で、健康上の問題がない状態で日常生活が制限されることなく生活できる
「健康寿命」は、男性71.19歳、女性74.21歳。

平均寿命と健康寿命との差は、男性で約10年、女性で約12年。
つまりその期間は病気や介護が必要な期間となります。

これからの時代は、いかに健康寿命を延ばすか。

東京都健康長寿医療センタ-研究所の青柳幸利先生(医学博士)が、
群馬県中之条町で65歳以上の住民5,000人を対象に、
15年にわたって調査を行い、運動と病気の関係を数値で表しました。
それが下の表です。


メッツ健康法.com より引用

この調査で認知症、脳卒中、ガン、糖尿病・・・すべて予防できる方法がわかったのです!

それは

中強度の運動を欠かさない
「日常的に運動を行う、1日8000歩」

毎日散歩する、だけでは足りないのです。
早歩きを入れる、坂道を歩くなど、ちょっと心拍数が上がる動きが必要、とのことです。

まずは万歩計を付ける習慣を。それだけで1日2000歩増えるそうですよ。

それ間違ってますー夏太りを防ぐ

2019年8月3日  健康についてのお話し,季節,生活,食事   コメントをどうぞ

夏になると患者さんからの訴えで増えるのが「夏太り」。
一様に「汗はたくさんかいている」「そんなに食べていない」と。
なぜ食べていないのに太るのか!
その疑問にお答えします。

そもそもの勘違い1:×夏は痩せやすい
冬場、寒いと体温調節のために体でエネルギーを使って、体温を上げることをしなければいけないので、エネルギー消費量も多くなります。逆に夏はほとんど体温を上げなくていいので、冬よりもエネルギーを消費しません。つまり、夏は痩せにくいのです。

そもそもの勘違い2:×汗をかくからやせる
夏場の汗は、原則として体温調節のために働いているだけで、エネルギー消費量とはほとんど関係ありません。全身汗をかいても運動を伴わなければ痩せません。汗をかいたからビール、は単なるカロリーの上乗せです。

そもそもの勘違い3:×さっぱりした食べ物を食べていれば太らない
夏はそうめん等ののどごしの良い食事になりがちですが、いずれも糖質が多く、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどが少ないのが特徴です。脂肪の代謝を促すのは、ビタミンB1・B2・B6とミネラルですが、そもそも夏はこれらが汗でどんどん流れ出してしまい不足するので、食事で補わなければなりません。しかし、さっぱり系の食事では補えないのです。

そもそもの勘違いによって、脂肪の代謝が進まず、糖質・脂質・タンパク質といった3大栄養素を、脂肪として溜め込んでしまうしまう結果になるのです。

夏太りを防ぐためには、運動を伴う汗をかく、B1…豚肉やウナギ・ピーナッツ、B2…レバーや納豆・卵、B6…ニンニク・マグロ・とうがらし・バナナなどを積極的に食べましょう。昆布やゴーヤーもいいですよ。

脱水が脳梗塞の引き金に

2019年7月25日  健康についてのお話し,生活   コメントをどうぞ

夏は熱中症や脱水症への注意が必要なことは周知されています。
実は夏に脳梗塞が多いことはご存知でしょうか?
理由は「脱水」になるからです。

【脱水+高温+高齢・降圧剤=脳梗塞の引き金】
脱水により体の水分が不足すると、血液ドロドロ
+
夏場は体の熱を外に出そうとして血管が拡張
血圧が下がり血液を送り出す力が弱くなる
+
体内の生理機能が低下している高齢者
利尿剤や降圧剤を服用している人は血圧上がりにくい

ドロドロ血が送り出せず、血管に血が詰まりやすい

脳梗塞の症状を見逃してしまわないために、脱水になると脳梗塞のリスクが上がるという知識を持つことが大事です。脱水の症状が軽くても、脳梗塞になることがあります。

鹿児島県の脳卒中の死亡率は全国平均の1.5倍だそうです(鹿児島県発表)。
沖永良部でも、脳梗塞の発症は多いです。
水分と塩分を摂って脱水を防ぎ、脳梗塞を予防しましょう。

天気に左右されないカラダとココロを!!

2019年7月11日  健康についてのお話し,生活   コメントをどうぞ

前回のお話。
太陽を十分に浴びないと「幸せ物質」の「セロトニン」が不足して、気持ちが沈みがちになります。雨や曇りが何日も続くと、知らず知らずのうちにカラダやココロが不調になりやすくなるのです。

そこで、天気に左右されないで、1年中たっぷりセロトニンを保つ方法を3つご紹介します。

そもそもセロトニンはカラダのどこにあると思いますか?
脳で働くから脳にたくさんある?
違います。「脳」にあるのは全体のわずか2%ほどで、残りのほとんどが「腸」に存在しているのです。なぜならセロトニンを作りだしているのが「腸」だからです。セロトニンはアミノ酸を原料に腸の中で合成されます。そのセロトニンの元となるアミノ酸は、必須アミノ酸と言われ、体内で合成できず食べ物からしか摂れません。

【セロトニン増やす方法1:セロトニンの元となる食べ物を摂る】
肉や魚(加工食でない)、大豆、納豆、豆腐、味噌、たまご、牛乳、ヨーグルト、チーズ、わかめ、バナナ、ナッツ類など摂りましょう。

次に、セロトニン合成に深く関与しているのが、腸の中の「腸内細菌」です。腸内細菌が多ければ、セロトニンもしっかり作られるのですが、近年、腸内細菌のエサになる食物繊維を摂取する量が減ってきているのです。

【セロトニン増やす方法2:食物繊維をたっぷり摂る】
イモ、ニンジン、ゴボウ、大豆(豆腐)、海藻、などを摂りましょう。

最後はやはり、運動です。運動でもリズム運動をするとセロトニン神経が活性化されることが脳科学研究では証明されています。

【セロトニン増やす方法3:疲れない程度のリズム運動】
ジョギング、ウォーキング、自転車こぎ、水泳、フラダンス、盆踊り
☆運動でなくても!・・・歌を歌う、太鼓たたき、歌に合わせて手をたたく、ガムをかむ、吐くことを意識した呼吸法でもOK。
☆赤ちゃんなら・・・泣くこと、お乳を吸う、ハイハイ
一日30分、3か月続けると、セロトニン神経の構造自体が変わり、さらに効果バッチリ。

雨の日に気分が沈む理由

2019年7月9日  健康についてのお話し,季節   コメントをどうぞ

沖永良部は今日も雨です。雨の日はカラダが重く気分も沈みがちになりますね。
さてそれは気のせいでしょうか?

沖永良部に暮らして気が付いたこと。
曇りが多い。
太陽ギラギラなイメージの沖永良部ですが、実は年間日照時間は全国下位。
1位―山梨県 2,205時間
...
34位―沖縄県 1,814時間
37位-鹿児島県 1,778時間

気象庁観測の直近60日間(5~6月)の日照時間。
那覇   232時間
沖永良部 265時間
東京   305時間
甲府   345時間
札幌   451時間

梅雨時期は北海道の方が100時間も多くお日様が照っています。
さて雨でお日様が照らないと、カラダが重く気分も沈みがちになります。
なぜか?

それは「幸せ物質」と呼ばれる「セロトニン」が不足するからです。
セロトニンは、穏やかなしあわせ感を作る作用があり、不安を抑えて心の健康を守ってくれる脳内神経伝達物質で、太陽の光を浴びると脳内でのセロトニン合成が活発になります。逆に太陽の光を十分に浴びることができないと、セロトニンが不足しやすくなるのです。

セロトニンが不足すると、ストレス障害やうつ、睡眠障害などの原因になりうることが知られています。また、セロトニンは精神面だけではなく、消化や排便、体温調節など、体の様々な働きに関わっています。

雨の日、カラダが重くやる気も出ず気分も沈みがちになるのは、気のせいではないのです。

次回は、天気に左右されず1年中、セロトニンたっぷりの生活を送れる方法をご紹介します。

クーラー + 汗 = ???

2019年6月27日  健康についてのお話し,生活,症例   コメントをどうぞ

6月22日は「夏至」でした。
沖永良部も梅雨明け間近。暑い暑い夏がやってきます。

そこで怖いのが「冷え」。

えっ!夏なのに「冷え」?と思われるでしょう。
一般的に「冷え」は冬の症状ですが、沖永良部の冬は温暖で、底冷えもなく足元から深々と冷えるなんてことはありません。寒さでカラダがかたくなることもあまりありません。
沖永良部の「冷え」は、夏の扇風機、クーラーです。

さて、クーラーなどによる「冷え」と、汗の「湿」。
重なると何が起こる?

「冷え」+「湿」 = ???

答えは「痛み」です。

例えば、屋外で仕事して汗で濡れた服のまま車に。暑いのでクーラー全開。しばらくすると腰から太ももにかけて痛みが…。

別の例。自宅でシャワーを浴び、あまりカラダを拭かずにクーラーの近くで涼んでいると、急に肩が痛み頭痛も。

さらに。腰の疲れをとろうと湯船にしっかり入りカラダを温める。入浴後は汗をたくさんかいたがそのままクーラーをつけて就寝。夜中に腰痛で目が覚める。

これらは汗や水で体表が濡れた状態で風にあたり、気化熱でどんどん体表が冷えて急激に筋肉がかたくなり、痛みがでたのです。また夏は毛穴が開いているので、冷気も入りやすいのです。けっこう島生活では”あるある”です。

気を付けていただきたいのは、

濡れたカラダで扇風機やクーラーにあたらない!
濡れた服はこまめに着替える!

痛みのない夏を!

筋急事態

2014年6月29日  健康についてのお話し,治療   コメントをどうぞ

大島郡スポーツ大会が7月に開催されます。
野球、バレーボール、バドミントン、バスケットなどの競技が行われます。
これから増えるのが「肉離れ」の患者さんです。
今日も練習中に痛めた方から電話があり、近くだったので走って駆けつけました。
肉離れを起こした経験のある患者さんは、
「後ろからバットでたたかれたかと思った」
「蹴られたかと思った」
とその衝撃を話してくれます。
肉離れを起こした時は、安静とアイシングです。
安静とは、患部だけでなく体全体を休めることです。
アイシングはできるだけ早く氷などで冷やします。
30分冷やして30分休みを繰り返します。
患部が足ならば少し高くしておくとなおよいです。
あさと健康院ではテーピングも行っています。
患部を固定すると痛みが緩和され、負担を減らすことで回復を早めます。

ここまでは肉離れが起こってしまった場合の対処方法です。
肉離れを起こさないためには、筋肉の「柔軟性」が大事です。
体が硬いと怪我のリスクが高くなります。
ちょっとした怪我ではなく、大怪我のリスクです。
運動をするしないにかかわらず、日頃から柔軟性を保つよう
ぜひ心がけてください。

梅雨前線と病気

2014年5月15日  健康についてのお話し,生活   2件の返信

梅雨に入りました。ここ10日ほど雨が続いています。
30~40日ほど梅雨前線が停滞します。
前線が北に上がったり南に下がったりして島の上を前線が行ったりきたり。
気圧に敏感な私(貴子)は、梅雨に入ってから頭痛がしています。

「バイオウェザー」というサイトがあります。
その中で立正大学地球環境科学部教授 福岡義隆先生が天気と健康について
解説をしているコーナーがあり、前線と病気について紹介されていました。

zensen[1]

寒冷前線通過直後に運んでくる病気
→リウマチ、関節炎、ぜんそく、狭心症、高血圧症、腹痛

温暖前線通過しながら運んでくる病気
→腰痛、集中力不足、気分の落ち込み、頭痛、持病のない人にも影響を与える

梅雨時期の病気の特徴
→寒冷前線と温暖前線があわさるため、様々な病気や症状がでる
気圧の急激な変化により血管が膨張して脳を圧迫することで頭痛が起こります

梅雨時期はいろいろな症状がでやすい時期ですが、しっかり養生する時期と
とらえてみてはいかがでしょうか。

貴子

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