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ブログ お灸猫日記

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月別アーカイブ: 2019年10月

妊婦さんとマッサージ1

2019年10月31日  治療,症例   コメントをどうぞ

沖永良部もすっかり涼しくなりました。それでも半袖ですが。

妊婦さんで腰痛を訴える方が時々来院されます。
妊娠4,5カ月から臨月まで続き、痛みは赤ちゃんが大きくなるほどひどくなります。仕事や上のお子さんの世話をしながらのお母さんが多いです。

そもそも「妊婦さんはマッサージができるの?」とのご質問をいただきますが、
できます。
一般的なマッサージと比べて、力を弱めて、姿勢は基本横向き、ほぐすより血流促進が主になります。

さて、妊娠するとからだは劇的に変化します。ホルモンが変わるからです。
まず脈が変わります。力強くコロコロとした脈になります。
骨盤が締まります。動きません。だから腰痛もひどくなります。
そのかわり大きくなった赤ちゃんが骨盤にがっちりと乗ってきても大丈夫。
そして凄い勢いで大きくなる赤ちゃんのために、自分の血液を提供しづづける母体の内臓もフル稼働。

妊婦さんによっては、劇的なからだの変化がおこることで、痛みや不安感、疲労感を感じる方がいます。
そこで、すこーしだけその変化の圧を逃してあげるマッサージと、フル稼働している内臓を補うお灸をします。

先の患者さんも、腰痛で来院されていましたが、むくみや疲労感もありました。
施術が終わると、本当にスッキリした血色の良いお顔で毎回お帰りになっていました。

腰痛を乗りきりいざ出産へ。これはまた次回に。

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東洋医学では「脈診」というのがあり、脈をみて患者さんの状態を知ります。
2000年以上前レントゲンも血液検査もありませんでしたが、かなり的確に病態を特定できていたと思われます。肌、舌、腹、脈などの状態の変化と病態との関係を、多くの臨床からマニュアル化してきたのです。その中に妊娠したときの脈も記載されており、妊娠するとその通りの脈が現れます。
韓流ドラマでは王妃様の脈を医者がみてご懐妊を告げるシーンが時々見られますね。私も以前、妊娠を希望されていた患者さんの脈がある時変わったので「もしかしたら…」とお知らせしたところ、妊娠が判明したことがありました。

沖永良部島シンポジウム

2019年10月23日  沖永良部島,生活   コメントをどうぞ

第10回沖永良部島シンポジウムが10月19日に開催されました。
酔庵塾メンバーとして、準備・活動発表・分科会ファシリテーター等をさせていただきました。当日は、島外からは様々な地域、業種の方々、島内からも農家、農産物販売者、行政など約100名の参加者が集まって、島の未来について話し合う事ができました。

今回のテーマは「食の自足」。
農業が主な産業である島の食の自足は約10%。
今年のように台風で船が長期欠航すると、スーパーから食品が消えます。米も卵も肉もない。
それだけ島外に依存している。
島のお金もじゃぶじゃぶ外に出てしまっている。

さてどうしたらよいか、ということを島内外の皆さんと話し合いました。
ユニークなご意見が多発。目からうろこ。解決の糸口がいくつも見えました。

例えば、島のものを買うとポイントがもらえる。溜まったポイントでまた島のものが買える。
給食に「島の日」を設けて、島の食材だけで提供する。いかに少ないかを学習する機会にもなる。
SNSなどで「今朝採れ野菜」「今日の魚」を、登録会員にお知らせする。

島の未来について、わざわざ来島いただいて真剣に考えてくださる方々や、
同じような課題に取り組む全国の地方の方々、
島でコツコツとチャレンジされている方々のご意見を聞いて感じたこと。

ピンチはチャンス!
必要は発明の母!
弱点を活かす!

流れる水、腐らず
淀む水に芥(ゴミ)溜まる

新しい目標ができました!
島の子ども達に給食で島のお米を食べてもらう!
頑張ります。

運動会 肉離れに注意

2019年10月2日  健康についてのお話し,季節,生活   コメントをどうぞ

毎週末行われる運動会シーズンも終盤になりました。
町民体育大会まで約2週間。各字でも練習が始まりました。

昨年は台風の影響で町民体育大会は中止になりました。
ですから今年の大会までに2年間のブランクがあります。
こういう時に気を付けなければならないのは「肉離れ」です。

2年ぶりに行う、ダッシュやジャンプ。
緊張感もあって120%のチカラをだそうとするかもしれません。
しかし!柔軟性が落ちた筋肉には「肉離れ」の危険性が・・・。

もし走った後に足に痛みがでたら、どう対処したらよいか、ぜひ知っておいていただきたいです。
筋肉痛か肉離れか判断に迷った場合も、最初の対応は同じです。

1、冷却
2、次の競技には出場しない

冷却≠湿布ではありません。冷却とは氷や保冷剤で冷やすことです。
これをやるかやらないかで、痛みや治りがかなり変わりますので、必ず冷やしましょう。痛みがひどい場合は、休みを入れながら冷やし続けてください。

次の競技にでないというのは、さらなる怪我を予防するためです。
これまで小さな怪我を無理して出場して、仕事に支障がでるほどの大怪我(松葉杖)になってしまった、という方を見て来ました。急に出られなくなったら迷惑をかけるから、、、という思いになるかもしれませんが、勇気をもって止めましょう。

しっかりと事前に練習し、当日は保冷剤を準備して、ケガなく楽しい運動会になることをお祈りします。

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